白山は、一年の半分以上を白い雪に覆われていることから、古くから「越(こし)のしらやま」と仰がれ、稲作に欠かせない水の源として、水神が宿る山として崇められてきました。
この山を水源とする美濃の長良川、越前の九頭竜川、加賀の手取川の中流域に祀られる社寺を中心に、平安時代の天長九年(832年)に美濃、越前、加賀の三禅定道(さんぜんじょうどう)が開かれました。
これら三つの禅定道の起点として、美濃馬場には長滝白山神社、越前馬場には平泉寺白山神社、加賀馬場には白山比咩神社がそれぞれ鎮座しています。
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