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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

60 箱根旧街道

東西交流を支えた箱根八里石畳の道

箱根旧街道は、東海道「箱根八里」といわれる小田原、三島間約32kmの道です。
この箱根峠(846m)越えの道は、江戸時代初期、徳川幕府によりに整備され、明治時代に至るまで多くの人々に利用されてきました。
箱根旧街道は、箱根峠を境に小田原側を東坂、三島側を西坂といい、それぞれ異なった趣の石畳で構成されています。
この東西両坂は、ともに標高差は、およそ800mにも及ぶ険しい峠越えの道です。
現在では、箱根関所をはじめ石畳、杉並木、一里塚等の保存や復元・修復等の整備が行われ当時の面影が守られています。
とくに箱根須雲川バス停から芦ノ湖畔の箱根関所跡を通り、箱根峠を越えて三島市笹原バス停に至る約18kmの道のりは、石畳の道も多く、史跡や素晴らしい自然と景観に恵まれた山の道です。
※写真は、甘酒茶屋、白水坂の間にある「旧街道入口」

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