仙北街道の歴史は古代平安時代に遡り、坂上田村麻呂が胆沢(いさわ)城と雄勝(おがち)城を結ぶ最短ルートとして開いたという軍事要路でした。
岩手県奥州市奥州湖(胆沢ダム)畔から古道に入り、小胡桃山、大胡桃山を経て秋田県境十里峠に至り、往時関所が設けられた秋田県雄勝郡東成瀬村手倉を終着点とするロングコースです。
地元有志の努力によって、平成年間に案内板が設置され、かつ峠越えの要所にしっかりとした石碑が10基以上も据えられました。
そのため今日なお廃道になってはおらず、ブナ巨木林ほか貴重な自然環境保全山岳ルートとして期待されています。
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