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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

76 富士山古道

霊峰富士に登拝した江戸時代の信仰の道

日本最高峰にして世界文化遺産に登録された富士山は、むかしから噴火を繰り返して人々に畏れられていました。
平安時代前期から登拝が行われ、室町時代には先達に引率されて多くの人々が参拝しました。
江戸時代後期には富士講が盛んになり「江戸八百八町に八百八講」と言われるほど大流行、禁制が出るほど多くの人々が富士山に登拝しました。
当時の代表的な登拝道としては、吉田口(北)、須走口(東)、村山口(南)、大宮口(南)があり、加えて中腹を一周する御中道がありました。
近代以降になって、御殿場口、大宮口新道、精進口ができました。
1860年(万延元年)に外国人としてはじめて英国駐日大使オールコックが登り、世界的にも知れ渡る山となりました。
※写真は、富士山山頂、浅間大社奥宮付近。

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