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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

58 相州大山古道

修験者や江戸庶民が歩いた信仰の道

東丹沢に位置する相州大山は、古来より人々の崇敬の対象であり、その三角形の端正な姿は、相模平野をはじめ関東平野や海上からも望むことができます。
丹沢の峰々では古くから修験者による峰入修行が繰り広げられ、大山はその山岳修験の中心に位置しており、八菅山、日向薬師、大山寺を拠点とした修験集団は、独自の回峰ルートである修験の道を持っていました。
一方、江戸時代中期に入ると「大山詣り」が庶民の間で一大ブームとなり、講を組織した庶民は、各地から夏の大山山頂に向かいました。
これら修験者や参詣者が通った道は、現在、多くの登山者やハイカーに歩かれています。
※写真は、伊勢原市郊外、総合運動公園付近から見た大山

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