single-kodo120selections
狼信仰で有名な三峯神社は、秩父往還、武蔵国の最奥部にあります。
秩父鉄道・三峰口駅近くの旧贄川宿から猪鼻、強石、大達原、大輪を経て、三峯神社に詣でる表参道は古道の一つです。
秩父往還の贄川宿には、かつて三峯神社の一の鳥居があり、江戸時代には参詣のための宿泊所として賑わいました。
現在でも大達原から大輪にかけては、手掘り隧道など旧道の雰囲気が残ります。
大輪から登龍橋で荒川を越えたところが三峯神社の表参道登山口で、五十二丁の丁目石や夥しい数の石碑が林立し、杉の大木や身を清めるための滝もあり、隆盛を極めた三峯神社の面影を感じられます。
三峯神社からは奥宮である妙法ヶ岳、地蔵峠(お経平を含む)を経由して、大陽寺から平将門の伝説が残る大血川沿線(大陽寺への参詣道)、巣場新道経由で三峰口駅に戻ることが出来ます。
※写真は、三峯神社表参道入口です。