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秩父往還「雁坂峠越え」は、古くから甲州街道の裏街道として知られ、甲州側からは三峯神社(旧三峯山)、宝登山神社、秩父神社(旧妙見宮)、秩父札所三十四所観音霊場などに、武州側からは甲斐善光寺、身延山、富士山等の参詣路や巡礼路であると共に、明治から大正に掛けては繭を担いで雁坂峠を頻繁に越えたと伝えられております。
麻生から栃本に掛けての街並みはかつての秩父往還の雰囲気を今に留めています。
また雁坂峠は、古代史を代表する英雄として知られる日本武尊が甲州から武州へと越えた伝説を残す峠で、針ノ木峠、三伏峠と共に日本三大峠の一つとしても知られる埼玉県を代表する峠及び古道です。
※写真は雁坂峠。開けた南方には富士山が見えます。