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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

20 朝日軍道

上杉景勝がつくった長大な山岳縦貫路

戦国時代、上杉景勝の領地が置賜地方と庄内地方に分かれ、その間に最上家の領地が楔となって入り込んでいたため、2つの領地をつなぐ最短の道として、朝日連峰の稜線上に道が開削されました。
慶長3年(1598年)夏に地元民を駆り出して、苦労して1年で完成したと言われていますが、2年後の関ヶ原合戦で上杉景勝は所領を大幅になくしたため、その役割を終えました。
約65kmの長さのうち、以東岳北東にある三角峰から北方の戸立山~葛城山~高安山~鱒淵の間は藪となって今では歩けませんが、三角峰から大朝日岳、御影森山を経て長井葉山までは、現在の朝日連峰主稜線縦走路となっていて、要所要所に避難小屋が設置されています。
※写真は、竜門山へと続く寒江山からの尾根道。竜門小屋が見える。

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