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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

106 石鎚山表参道

ロープウェイ開通前のメインルート

石鎚山1982mは西日本一の高峰です。
7世紀に修験道の祖と言われる役小角が登って以来、山岳信仰の山として知れ渡りました。
明治4年(1871)に神仏混交が廃止され、頂上及び成就、成就から頂上までの参道は石鎚神社の境内となりました。
大正初期頃から一般の人も石鎚山に登るようになり、河口(こうくち)集落を起点として今宮集落経由で成就社まで登る今宮道(標高差1100m)は表参道として栄えました。
大正末期の記録によると今宮のお山市(7月5日から10日)のころは一日3000人程の信者が各地から登山し、今宮の農家に宿泊。一泊2食付きで1円20銭。5日間で千円位の純利益を上げるものもいたそうです。
現在の今宮道は杉やヒノキの植林地帯を通るなだらかな歩きやすい登山道で途中にいくつかの36王子社の祠があります。
※写真は、今宮集落住居跡の石垣

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