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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

31 六十里越え

浅草岳の南を辿った豪雪地の山越え

六十里越えは、魚沼市の旧北魚沼郡堀之内町で三国街道(国道17号線)と分かれ、破間川沿いに広神(以下魚沼市)・守門・入広瀬と進み最上流の大白川新田で浅草岳南側県境を越え、福島県南会津郡只見町に通じる峠道をいう。最高点の標高は863mに達する。
六十里越えの名の由来は、実際の距離は六里(約24km)でありながら、険しさゆえに一里が十里にも感じられるほど余りに急峻かつ長大な山道であること、あるいは中世まで東日本において一里は500mであったことなど、諸説ある。なお、山形にも六十里峠街道と呼ばれる街道がある。
※写真は縦走路から望む尾瀬燧ケ岳。

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