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米沢街道は、新潟県下越地域と山形県置賜地域を結んでいた70㎞の街道で、13の峠があることから「十三峠」とも呼ばれています。
1521年(大永元年)に伊達14代(政宗の曽祖父)により、現在の県境に当たる大里峠が開かれたのが始まりで、江戸時代にかけて順次整備され、約360年にわたり物流、交易等における重要な街道として活用されました。
英国の女性旅行家イザベラ・バード、良寛、原敬、十辺舎一九、伊達政宗等多くの著名人が往来し、記述を残しています。
1885年(明治18年)初代山形県令による小国新道が開通したため、十三峠は衰退していきました。
現在は国道113号を多くの車が行き交い、また地域高規格道路として新潟山形南部連絡道の建設が進められています。
※写真は、黒沢峠と敷石