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白木峠(しろきとうげ)は岩手県和賀郡西和賀町から秋田県横手市を結ぶ峠道で、古来利用されてきた重要な道でした。
白木峠は白木山ともいい、峠名は和賀郡西和賀町白木野に由来しています。
藩政時代、白木峠は盛岡藩と久保田藩の藩境で、交通や軍事上の要地であり、通行規制、交易統制、通行税徴収等の役務を行うために、麓に両藩が境目番所を置きました。
盛岡藩は越中畑御番所、久保田藩は小松川御番所と称し、1650年頃から1869年(明治2年)までの約200年間存続していました。
しかし、峻険のため牛馬による通行も困難で、鉄道開通や平和街道の開通により衰退しました。
現在、越中畑御番所(盛岡藩領、西和賀町)と小松川御番所(久保田藩領、横手市)の間の古道約7kmは、歴史の道としてハイキングコースになっています。
※写真は、白木峠の頂上と標柱