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日本山岳会が選ぶ「日本の山岳古道120選」

2 様似山道・猿留山道

北方警備のための蝦夷地最初の官設道路

様似山道と猿留山道は、江戸幕府が開削した蝦夷地最初の官設道路です。
伊能忠敬や松浦武四郎が通ったことでも知られています。
様似山道は、断崖絶壁の難所を避けるべく、様似町冬島から幌満にかけてつくられた7.1kmの山道で、山中には旅籠屋跡が残り、アポイ岳ジオパークに含まれています。
また、猿留山道は、幌泉(現在のえりも町本町)から庶野山中の沼見峠を超えて猿留(現在のえりも町目黒)までの7里半(約30km)の山道で、寛政11年(1799年)に開通しています。
山道の4分の1が長らく利用されていませんでしたが、ボランティアによる調査と復元が進められています。
2018年に、両山道は国の史跡に指定されています。
(様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会HPから抜粋)
※写真は、猿留山道沼見峠。安政6年(1859年)建立の石祠(祠の中に妙見様)と文久元年(1861年)建立の馬頭観世音菩薩が現存しています。江戸時代末期の幌泉場所請負人の福島屋嘉七が場所の繁栄と旅の安全を祈願して建立されたものと伝わっています。

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