「石動山 多根道」を公開しました

https://kodo.jac1.or.jp/kodo120selections/number_35/

能登石動山は能越国境にある高峰(554m)で、古来より農耕神・漁撈神・航海神の座として信仰されていました。
近世には石動山への登山道は「石動山七口」といわれ、石動山においても公認の道と記録されています。
いずれの道も尾根筋や谷筋に沿って険しく、修験の山にふさわしい環境にあります。
現在は一部分を除き一般にはほとんど利用されておらず、古道としての痕跡を残すのみです。
七口の一つ多根道は七尾口とも呼ばれ、石動山北方の旧鹿島郡多根村(現七尾市多根町)から通じる道であり、もっとも古道の面影を残している道です。